フリーランスが業務委託契約をする時、3つの注意点があります。
1つ目が業務委託の種類を明確にすることです。業務委託の種類は「請負契約」、「委任契約」、「準委任契約」、「派遣契約」の4種類あります。それぞれ、客先が命令権を持っていたり、仕事によって損害が発生した場合の処置など細かく決まっているため、書面化して明確にしましょう。
なぜ書面化までして決める必要があるのかというと、フリーランスは仕事で失敗した時、守ってくれる会社がありません。例えば仕事の失敗で損失額が100万円になった時、契約内容を明確に決めておかないと全ての損失額を請求される場合があります。
2つ目は報酬額や支払期限の確認をすることです。フリーランスで仕事をすると企業に依頼するよりも安値で見積額を出される場合が多々あります。そうした時、実際は単価が高い内容でも足元を見られ、安くされてしまうため、相手の見積もり通りに契約を結ぶのではなく、本当にその見積もりで妥当なのか検証したうえで契約を結ぶようにしましょう。
自分の実績やアピールポイントが記載されているポートフォリオを用意するとスムーズに進めることができます。
3つ目が契約期間や契約解除の内容を確認することです。1つの業務委託内容が終わって次の仕事をしようとしても、契約内容によっては1年間働き続けないといけない縛りがあったり、途中の契約解除ができない契約になっていると他の仕事をしたくてもできません。長くても3か月以内の契約期間がおすすめです。